植物油性基材・12種類
AEAJインストラクター試験での対象植物油は12種類です。
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<イブニングプリムローズ油>
一般名 月見草油・イブニングプリムローズ油
分類 植物油脂・乾性油
抽出部位 月見草の種子
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 リノール酸・γーリノレン酸10%(特徴成分)
特性 酸化非常に早い
使用上の注意 他のオイルと混ぜる・ホルモン調整作用・月経トラブルに効果的
*イブニングプリムローズ油(月見草油)は
特徴成分であるγーリノレン酸(三価の不飽和脂肪酸)を10%程度含む植物油です。
★主要成分が多価の不飽和脂肪酸のため非常に酸化しやすい植物油です
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<グレープシード油>
一般名 ぶどう種子油・グレープシード油
分類 植物油脂・乾性油
抽出部位 ぶどうの種子
製造法 圧搾法
主要脂肪酸 リノール酸
特性 酸化早い 特徴成分:ビタミン類の含有が多い
使用上の注意 全身トリートメント向き
*グレープシード油(ぶどう種子油)はビタミン類を含む植物油です。
★乾性油なので酸化が早いく主要成分はリノール酸です
抽出法も圧搾法です。
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<ウィートジャーム油>
一般名 小麦胚芽油・ウィートジャーム油
分類 植物油脂・半乾性油
抽出部位 小麦胚芽
製造法 高温圧搾法 浸出法
主要脂肪酸 リノール酸
特性 酸化やや遅い 特徴成分:ビタミンE(トコフェロール)
使用上の注意 他のオイルと混ぜる・血行促進作用・乾燥肌へのケア
小麦アレルギーのある場合は使用に注意する
★特徴成分であるビタミンEの抗酸化作用がポイントです。
酸化しやすいリノール酸が主要成分ですが、抗酸化作用のあるビタミンEにより
酸化はやや遅い植物油になります。
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<セサミ油>
一般名 ゴマ油・セサミ油
分類 植物油脂・半乾性油
抽出部位 ゴマの種子
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 リノール酸・オレイン酸
特性 酸化やや遅い 特徴成分:セサモール・セサミン
使用上の注意 他のオイルと混ぜる・血行促進作用・解毒作用
敏感肌の場合は使用に注意する
★特徴成分であるセサモールやセサミンを含む植物油です。
抗酸化作用のある成分でもあります。
★セサモールを含むので抗酸化作用や解毒作用がある・・
★インドのアーユルベータ医学では古くからマッサージなどに利用されました。
あのおでこにツーツーごま油を垂らす「シロダーラ」ってやつです・・
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<スイートアーモンド油>
一般名 スイートアーモンド油
分類 植物油脂・半乾性油
抽出部位 スイートアーモンドの種子
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 オレイン酸
特性 酸化やや遅い 特徴成分:ビタミン類
使用上の注意 皮膚軟化作用・疲労回復作用・全身トリートメント
★一価(単価)不飽和脂肪酸であるオレイン酸が主要成分です。
★保存性もよく、使いやすいオイルとして全身マッサージにも使用できる
★Babyマッサージにも使われます
★スイートアーモンド油はバラ科のスイートアーモンドの種子から抽出されます
このバラ科っていうのは覚えておきましょう
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<アボガド油>
一般名 ワニナシ油・アボガド油
分類 植物油脂 不乾性油
抽出部位 アボガドの果肉
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 オレイン酸
特性 酸化遅い 特徴成分:ビタミン類
使用上の注意 他のオイルと混ぜる・乾燥肌へのケア
★粘性もあり薄い緑色でもあります。
★オリーブ油と同じ果肉から抽出される
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<オリーブ油>
一般名 オリーブ油
分類 植物油脂 不乾性油
抽出部位 オリーブの果肉
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 オレイン酸
特性 酸化遅い 特徴成分:ビタミンE(トコフェロール)
使用上の注意 他のオイルと混ぜる
★果肉が抽出部位である
★ビタミンEを含むので抗酸化作用がある
★オリーブ油はモクセイ科の植物油です。
植物スクワランはこのオリーブ油を精製したオリーブスクワレンに水素を添加した
飽和炭化水素です。
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<カメリア油>
一般名 椿油・カメリア油
分類 植物油脂 不乾性油
抽出部位 椿の種子
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 オレイン酸
特性 酸化遅い 日本の大島産椿が最高級品といわれる
使用上の注意 皮膚軟化作用・へアケア
★ヘアケアなどに古くから使われる
★一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が主要成分です。
★カメリア油は椿油です
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<マカデミアナッツ油>
一般名 マカデミアナッツ油
分類 植物油脂 不乾性油
抽出部位 マカデミアナッツの【種子】
硬果が一般的でしたが、テキストでは種子となりました。
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 オレイン酸
特性 酸化遅い 特徴成分:パルミトレイン酸20%
使用上の注意 老化肌へのケア・全身トリートメント向け
★若者の皮脂に大変近いパルミトレイン酸が特徴成分であるので老化肌のケアによい
★一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が主要成分であり、特徴成分であるパルミトレイン酸も
一価不飽和脂肪酸です。
★保存性の良い植物油でもあります。
★ヤマモガシ科の種子から抽出します
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<ココナッツ油>
一般名 ココナッツ油(ヤシ油)
分類 植物脂
抽出部位 ココナッツの果肉
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 ラウリン酸(飽和脂肪酸)
特性 酸化遅い 常温では固体
使用上の注意 サンケアやヘアケアに使われる
★乾性油でも不乾性油でも半乾性油でもありませんね。植物脂です。
★常温で固体です。酸化が遅いこともポイントです・・
★飽和脂肪酸のラウリン酸が主要成分で約80%をしめます。
★二重結合を持たない飽和脂肪酸が主成分なので酸化も遅いのですね
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<ホホバ油>
一般名 ホホバ油
分類 植物ロウ(液体ワックス)
抽出部位 ホホバの種子
製造法 低温圧搾法(コールドプレス法)
主要脂肪酸 ロウエステル
特性 酸化遅い
使用上の注意 保湿作用・全身トリートメント
★乾性油でも不乾性油でも半乾性油でもありませんね。植物ロウです。
植物ロウは高級不飽和脂肪酸と高級不飽和アルコールがエステル結合したものです。
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<植物性スクワラン>
一般名 オリーブスクワラン・植物性スクワラン
分類 飽和炭化水素
抽出部位 オリーブ油
製造法 スクワレンに水素を添加する
スクワレンとは?=オリーブオイルから蒸留されるスクワレンのこと)
主要脂肪酸 飽和炭化水素
特性 酸化遅い
使用上の注意 浸透性がよい・保湿作用
★乾性油でも不乾性油でも半乾性油でもありませんね。飽和炭化水素です。
★酸化が遅いこともポイントです・・
★スクワレンに水素を添加して作られます。添加するのは水素です。
窒素や炭素ではありませんここポイントです。
スクワレンとスクワランが逆になってしまわないようにしたほうがよいのでは?
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★当ブログは、独学でAEAJアロマインストラクター試験に挑戦した個人のブログです。
社)日本アロマ環境協会=AEAJ認定ブログではありません。
独学用問題集なども同様です。あくまでも独学者の方の応援ブログであり、
AEAJとは一切関係ありませんのでご了承ください。
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当ブログは下記に紹介している図書を元に勉強した内容です。
「アロマテラピー検定1級・2級テキスト」(社)日本アロマ環境協会
「アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキスト」(社)日本アロマ環境協会
「目でみるからだのメカニズム新訂」医学書院 堺 章著
「からだの地図帳」講談社 高橋長雄 監修・解説
「アロマテラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典」東京堂出版
レン・プライス他著 ケイ佐藤訳
「アロマテラピー用語辞典」(社)日本アロマ環境協会
「アロマテラピーコンプリートブック上巻」BABジャパン出版局
林伸光監修 ライブラ香りの学校編
AEAJ発表参考図書はこちらで紹介しています。
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【theme : アロマ・リラクゼーション】
【genre : ヘルス・ダイエット】
植物油 基材論
「油脂」
*3つの脂肪酸と1つのグリセリンすなわちトリグリセリドのことであり
動物・植物から抽出される脂肪酸の総称である。
油脂とは?と来たらこれを空で書けるようにしておきましょう
脂肪酸は3つグリセリンが1つです
常温で液状の物=油(Oil)
常温で固体状の物=脂((Fat)
*基材論には植物油性基材の油脂として脂肪酸のことが出ます
健康学の栄養の脂質の部分や健康学の疾患にも大いに関係する
飽和脂肪酸や不飽和脂肪酸はしっかりと覚えましょう
平行して覚えることでどちらもより分かりやすくなるでしょう
「分類」
<植物油脂とは?>
3つの脂肪酸と1つのグリセリンすなわちトリグリセリドのことであり、
植物から抽出される脂肪酸である。
<脂肪酸の定義とは?>
植物油脂の主成分・鎖状に並んだ炭素骨格を持つモノカルボン酸の総称
*モノカルボン酸は精油学総論の官能基に出てきますが精油にはほとんどなく
植物油につく官能基であると覚えましょう
<飽和脂肪酸とは?>
脂肪酸の中でも炭素原子すべての腕が1本ずつ他の原子と飽和結合結しているもの
飽和状態で結合しているので酸化しにくいことが特徴です
主に動物性の油脂に含まれます
「酸化しにくく」「常温では固体」であることが多い。固い脂肪と言われる。
ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸・ステアリン酸の4つ(ラミパスと覚えましょう)
*飽和脂肪酸で基材論に関係するのは
「ココナッツ油」(飽和脂肪酸80%以上)。
ココナッツ油は飽和脂肪酸であり、植物脂、常温で固体などがキーワードですね。
<不飽和脂肪酸とは?>
脂肪酸のなかでも炭素原子同士が2本の腕で不飽和結合しているもの
(二重結合しているもの)
不飽和結合なのでその結合が取れやすくそのため酸化しやすい脂肪酸です
おもに植物性の油脂に多く含まれます
「酸化しやすく」「常温では液体」である。
<一価(単価)不飽和脂肪酸とは?>
二重結合が1個の場合が一価不飽和脂肪酸である
オレイン酸やパルミトレイン酸などがあり。
マカデミアナッツ油、オリーブ油などに含まれる。
その他。ヘット・ラードなどがある
*オレイン酸を含むキャリアオイルなどは設問しやすいでしょうか。
このほか、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸は多価ではないので
必須脂肪酸ではありません。
不飽和脂肪酸=必須脂肪酸ではなく
、多価不飽和脂肪酸が必須脂肪酸ですよね
オレイン酸は不飽和脂肪酸ですが必須脂肪酸ではありません。
<多価不飽和脂肪酸とは?>
2つ以上の二重結合を持つものを多価不飽和脂肪酸といい、リノール酸・リノレン酸・アラキドン酸・EPA(エイコサペンタエン酸)DHA(ドコサヘキサエン酸)などがあります。
*健康学の分野ですが
EPA・DHAの正式名称は覚えましょう。
またαーリノレン酸→EPA→DHAと変換されます
<リノール酸とは?>
2重結合を2つ持つ脂肪酸である。
必須脂肪酸の1つで皮膚や循環器系・細胞・ホルモンバランス・免疫系などに作用する。
初めに見つかった必須脂肪酸である。半乾性油・乾性油の主成分である。
*リノール酸を含むキャリアオイルを選ぶ問題を目にします。
体内で合成できないので食品から摂取する必要のある脂肪酸です。
グレープシード油・セサミ油など
リノール酸の最終変換の脂肪酸はアラキドン酸です。
リノール酸→γーリノレン酸→ジホモγーリノレン酸→アラキドン酸です。
<リノレン酸とは?>
必須脂肪酸のひとつで3個の二重結合を含む多価不飽和脂肪酸である。
抗炎症作用・鎮痛作用・細胞修復作用に関わる。
αーリノレン酸、γーリノレン酸がある。
*リノレン酸は3個の二重結合・多価不飽和脂肪酸・抗炎症作用
体内で合成できないので食品から摂取する必要のある脂肪酸です。
<アラキドン酸とは?>
必須脂肪酸のひとつで多価不飽和脂肪酸である。レバーや卵に含まれる。
神経系・免疫系・生殖器系・情報伝達などに関わる。過剰摂取はアレルギーの原因ともなる。
*アラキドン酸はリノール酸の最終変換物質である
また体内では合成はされるものの食物から摂取したほうが
効率のよい必須脂肪酸でもあります。
<DHAとは?>
正式名称はえ「ドコサヘキサエン酸」です。必須脂肪酸のひとつで多価不飽和脂肪酸である。魚油に含まれ血液さらさら効果などに加え脳や神経に働きかける。
*正式名称をかけるようにすることと、アラキドン酸同様、体内で合成はされるものの食品からの摂取のほうが効率がよい必須脂肪酸です。EPAと対にして覚えるほがいいでしょうか・・
<EPAとは?>
正式名称は「エイコサペンタエン酸」「イコサペンタエン酸」です。魚油に含まれDHA同様に血液さらさら効果で知られます。
*アラキドン酸同様、体内で合成はされるものの食品からの摂取のほうが効率がよい必須脂肪酸です。DHAと対にして覚えるほがいいでしょうか・・
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「アロマテラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典」東京堂出版
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