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アロマテラピーの歴史(中世ヨーロッパ)

アロマテラピーの歴史(中世ヨーロッパ)

<要旨>

有史以前から芳香植物は人間の生活とともに歩んできた。その芳香植物と人間のかかわりを追いながら、現代アロマテラピーまでの流れを考える。歴史的には、浸出油浸剤薫香の使用が主流であった古代から、精油蒸留法の確立という、技術的な発達の歴史を理解する。また呪術などの中から医術や薬草学が生まれ、社会や技術の変遷ととtもに職業として分化してきた歴史の中で、伝統的な植物利用法としてのアロマテラピーの源流を古代文明まで遡り現代になってのアロマテラピーとしての再発見とその展開を歴史的な事実の中に知る。
(AEAJアロマテラピーの歴史要旨)

*アロマテラピーの歴史に関しては2級の検定テキストが主流です。
 人名なども検定テキストに記載があるように覚えましょう。
 書物を著した年まで細かく覚える必要は無いように思いますが
 出題傾向が変われば出ることもあるかも・・
 人物を活躍した年代順に並べるなんてことはあるかもしれませんので
 ヒポクラテス?ロバートティスランドまでの活躍年代は頭に入れておくほうがいいでしょう

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<中世ヨーロッパ・アラビア世界における香料・植物療法の発達>
技術的な発達として、錬金術の技術から精油の蒸留法が確立されました。
また、植物療法は中世ヨーロッパにおける「僧院医学」への応用へと発展。
錬金術はイスラム世界のアラビアでは肯定的に受け入れられ、ヨーロッパの
キリスト教世界では黒魔術的な要素として排除されました。

*中世ヨーロッパでは、僧院医学・ハンガリアンウォーター・サレルノ(ヒポクラテスの町)
での医学の発展・サレルノ養生訓・シチリア王による医師の国家免許、などがキーワードです。
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サレルノ養生訓
サレルノは「ヒポクラテスの町」と呼ばれました。
イタリアのナポリから南に60km行った港町です。
文化的には「ギリシャ、ローマ、アラビア、ユダヤ」の四文化が認められました。

シチリア王
1140年サレルノの王であったシチリア王は「医療を行うものは、試験を受けて
合格を要する」と布告をしました。今の医師国家免許のようなものです。

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ハンガリアンウォーター(若返りの水)
中世ヨーロッパ14世紀ハンガリーの王妃エリザベート1世が
手足の関節などの傷む病に苦しんでいた。
当時僧院医学が盛んであり、見かねた僧が
ローズマリーやアルコールなどを使って作った痛み止め薬を
献上し、痛みが治まったといわれる、またその水を化粧水として
使用したところ70歳を過ぎてからなお求婚され、
その水は「若返りの水」とも言われ現在にも伝えられている。

*ハンガリアンウォーター(若返りの水)はローズマリーのアルコール抽出液
 いわゆるチンキです。また、痛み止めとして献上されました。
 のちのケルンの水との混同に注意しましょう。
 ケルンの水は胃薬としても利用されました

*中世ヨーロッパにおいてハーブを中心に行われた僧院医学との関連はポイントです
ハンガリアンウォーターに使われたハーブはローズマリーです。ローズではありません。
アルコールのチンキ(アルコールの抽出液)ですよね。

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僧院医学
中世ヨーロッパで行われた教会や修道院を中心にして行われた医学。
薬草中心の医学だったが、庶民にはなかなか手の届かないものでも
あったそうです。
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<ハーブ医学・ハ―バリストの活躍>
16世紀には歴史に名を残すハーバリストの活躍があげられると思います。
植物学・本草学・医学の更なる発展が高まった時代
この時代には、ジョン・パーキンソン、ニコラス・カルペッパー、ジョン・ジェラード
などが重要人物でしょうか・・・ジョン→ジョンとジョンが続きます。書いた書物も
似ているので混同しないようにしましょう

ジョン・ジェラード
1545?1612
イギリスの薬草学者、ロンドンのホルボーンに薬草園を開いたことで有名。
著書には1597年「本草あるいは一般の植物誌」がある。

*ジョンが二人出てきます・・混乱しないようにしました。ジェラードは薬草園
パーキンソンはチャールズ一世と覚えました。

ジョン・パーキンソン
1567?1650
イギリスの薬剤師であり博物学者、チャールズ1世に仕えた。
1640年3800種にも及ぶ植物の使用法「広範囲の本草学書」を著わした

ニコラス・カルペッパー
医師であり占星術師でもあった
化学薬品に頼った当時の医師を批判し。「自分の健康は自分で守る」
といった(セルフメディケーション)理念の下1616ハーブや薬草の使用法などの書籍である
「the English physitians」(イギリスの内科医)を著わした

*この背景には、独占的に医療を牛耳っていたといわれる当時の化学薬品などの抗生物質に
ばかり頼っていた医師を批判したなどとも言われるそうですが、そのときの反発はすごかったのだそうです。精油と占星術?って私には微妙に???ですが現在でもエンターテイメント的に
占星術を取り入れたセラピストさんがいるのだそうですよ・・へ?

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<近代化学の発展>
17世紀末の「オーアドミラブル」などハーブや薬草を使った薬・化粧品・食品などの明確な
区別のないものから近代社会が成立するにつれそれぞれの方向へと発展していった時期
18世紀後半から19世紀には化学が目覚しく発展した時期でもある。
化学の発展によりハーブや薬草・精油などよりも人工の化学物質が用いられハーブ医学は
衰退した時期でもある。

ケルンの水
イタリアの理髪師フェミニスがドイツのケルンに渡り1709年に
「オーアドミラブル」(すばらしい水)と言う名で売り出した水のこと
である、当初は香水としてだけではなく、胃薬や医薬品としての
利用もされた。
その後、事業を引き継いだ甥のファリーナが1714年に
「エヒト・ケルニッシュ・バッサー」(ケルンの水)として
「オーアドミラブル」を引き継ぐ香水を売り出した。
歴史的にはこれが最古の香水である。
その後ケルンを占領したフランス兵士がこの香りに魅せられ
フランスに持ち帰り「オー・ド・コローニュ」(ケルンの水)と呼ばれるようになった。
後にアメリカで「オーデコロン」の名前で商標登録された。

*ケルンの水は、最古の香水ですが、胃薬としての役目もありました、
痛み止め薬としてのハンガリアンウォーターと混同しないようにしましょう。

フェミニス
17世紀末のイタリアの理髪師、ドイツのケルン渡り「オーアドミラブル」
(すばらしい水)を売り出す、ハーブやアルコールを使ったこの水は
香水としてではなく、当時は胃薬や医薬品としても好評で「ケルンの水」として
好評を得た。世界最古の香水といわれる

ジョバンニ・マリア・ファリーナ
1685?1780
フェミニスの甥であり、1714年フェミニスの事業を受け継ぎ
「オーアドミラブル」を「エヒト・ケルニッシュ・ヴァッサー」(ケルンの水)
という名の香水として売り出した。
この「ケルンの水」がフランスに渡り
「オー・ド・コロ-ニュ」と呼ばれ1742年「オーデコロン」として
登録商標される。

このケルンの水が厄介です・・
「ケルンの水」「オーアドミラブル」「エヒト・ケルニッシュ・ヴァッサー」
「オー・ド・コローニュ」「オーデコロン」
って5つも名前があるのですが、最も覚えるべきは
ケルンの水、オーアドミラブル、オーデコロンでしょうか・・


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「アロマテラピー検定1級・2級テキスト」(社)日本アロマ環境協会
「アロマテラピーアドバイザー認定講習会テキスト」(社)日本アロマ環境協会
「目でみるからだのメカニズム新訂」医学書院 堺 章著
「からだの地図帳」講談社 高橋長雄 監修・解説
「アロマテラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典」東京堂出版 
レン・プライス他著 ケイ佐藤訳
「アロマテラピー用語辞典」(社)日本アロマ環境協会
「アロマテラピーコンプリートブック上巻」BABジャパン出版局 
林伸光監修 ライブラ香りの学校編

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